精子と定期的な運動に関するアメリカの最新調査
2月4日、the British Journal of Sports Medicineに、アメリカで行われた精子と運動に関する調査の結果が掲載されました。
精子数の減少や質の低下に関する問題は、最近よく目にします。喫煙、ストレスなど、ライフスタイルで影響を受けると言われていますが、実際何が直接的に影響しているのか、まだわかっていません。
しかしながら、今回の調査によって、ライフスタイルの中に適度な運動を取り入れている男性は、毎週テレビやDVDを見がちな男性よりも、精子数が多く、精子濃度が高いということがわかりました。
アメリカの若者への調査
18才から22才の平均的な身長体重の男性を、2009年から2010年の間に調査しました。週の運動量とテレビやDVDなどを見る時間について聞き、精子を調べました。
その結果、週に5時間から14時間程度、適度な運動をしている男性は、精子数が多く、精子濃度が高いという結果になりました。
座りっぱなしがよくない?
この調査はもともと、現代人のライフスタイルとして仕事中も含め、座りっぱなしであることが精子数やその質に影響を及ぼしているのではないかという考えから行われました。
テレビやDVDを見ないようにすることが精子の質を高め、その数が増えるというより、適度な運動を定期的に行うことによって、精子数が増え、精子の質が高まるということです。
運動不足かなと思ったら、一駅歩くなど、ちょっとした運動を試してみるとよいかもしれません。

精子と運動の関係
http://bjsm.bmj.com