男女で異なるストレスへの反応
ストレスが健康に悪いことは、今や常識ですね。ところが、ストレスに対するこころの反応は、男女で異なることはあまり知られていないようです。
そして、女性ならではのストレスに対する反応が、妊活に問題を引き起こすことがあるのです。海外サイト
HUFFPOSTの女性欄では、ストレスが女性の健康に及ぼす被害を挙げていました。
ストレスが体に出す影響の多くは、ホルモンのバランスの乱れによるものです。ストレスレベルが高くなると、コルチゾールというホルモンの分泌が増えます。すると、免疫力が落ちたり、やる気が無くなってうつ状態になったりします。心臓病や脳梗塞など命に関わるような病気の発生率も高くなるそうです。
体力、女子力に多大なダメージ
肌のトラブルや抜け毛などが見られることもあります。また、コルチゾールレベルが上がると、ウエストとヒップの比率が下がり、お腹周りに脂肪がついてメタボリズムも下がるそうです。つまり、体力どころか女子力まで落ちてしまうのです。
さらに、性ホルモンに影響が出てしまうため、性欲が減退したり、月経不順が起こりやすくなります。
こうした状況から、心の状態も体の状態も、妊娠しにくくなってしまうそうです。妊娠とストレスの関係は、様々なアプローチでの研究が行われていますが、ストレスレベルの高い職業に就いている女性では妊娠率が12%も低くなるという報告もあるそうです。
こうして考えると、ストレスって恐ろしいものです。解消法は人それぞれですが、ストレスを甘く見ずに取り組む必要がありそうですね。

10 Ways Stress Affects Women's Health
http://www.huffingtonpost.com/Inhibition of Cortisol Secretion by Dexamethasone in Relation to Body Fat Distribution: A Dose-Response Study
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/Stress reduces conception probabilities across the fertile window: evidence in support of relaxation <a href=" http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0015028210010319" target="_blank">
http://www.sciencedirect.com/science/</a>