双子ちゃんってかわいいけど、そういえばよく知らないかも
双子の赤ちゃんがおそろいの洋服を着て並んでいたりすると、何とも言えなくかわいいですね。双子に関しては、世界各地で言い伝えや迷信の対象にもなることが多く、何となく神秘的な感じがあります。双子の妊娠についての基礎知識が、イギリスの国民医療サービスのサイトに掲載されていました。
例えば、イギリスでは、2010年に11000組、65人の妊婦さんのうち1人が双子の赤ちゃんを産んだことになります。30年前は80人の妊婦さんの一組だったそうで、不妊治療などの普及で双子も増えてきているようです。
双子を妊娠する原因では、不妊治療の結果の他、人種や母親の年齢も関係があるとされています。また、妊婦さんの家系に双子がいる場合、双子の出産率が高くなります。
双子には一卵性と二卵性があることは聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。一卵性では、一個の受精卵が2人の赤ちゃんに分割するので、遺伝情報もとても近くなります。もちろん性別は同じです。双子の3組に1組がこのタイプです。
一方、二卵性の場合は、2つの卵子が同じ時期に排卵されて、それぞれが受精をするため、性別が異なることもありますし、遺伝情報も異なっています。
双子ってどうやって分かる?いつ分かる?
双子のサインは、妊娠収集の割に明らかにお腹が大きいことから分かることがほとんどでしたが、エコーが一般的になった現在では8週から14週の時期にエコーで確認できることがほとんどです。
また、この時に一つの胎盤に2人の赤ちゃんがつながっていることが分かれば一卵性であることが分かりますが、一卵性の双子の3分の一くらいは二つの胎盤に1人ずつの赤ちゃんがつながっているので、胎盤が二つあっても二卵性とは確定できないそうです。
双子の妊娠の場合、流産や早産などのリスクも高くなるため、多くが早めの時期から入院して管理することになります。双子を妊娠していることが分かったら、お医者さんのアドバイスをしっかり守って、健康・安全な妊娠期間を送るよう心がけましょう。

NHS ; Pregnant with twins
http://www.nhs.uk/conditions/pregnancy-and-baby/pages/