妊娠中に妊娠高血圧症候群、子癇などになった女性
1月21日、Canadian Medical Association Journalが、妊娠中に子癇や妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)などになった女性とそうならなかった女性を比較して調査を行った結果、高血圧が見られた女性は、重い腎臓病にかかるリスクが高いという調査結果を発表した。
調査は1998年から2009年までの間に、19才から40才の女性に対して行われた。また妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)だけであった女性よりも子癇、子癇前症になった女性の方が重い腎臓病になるリスクは大きいということもわかった。
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や子癇への不安
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)は、妊娠20週目以降に高血圧状態になる場合のことである。
子癇は、妊娠20週目以降に異常な高血圧とけいれん発作をおこすもので、分娩前、分娩中、分娩後になる可能性がある。
いずれの場合も大変危険な状態で母子へのダメージがあるため、妊娠中の女性にとっては絶対に避けたいものだ。
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や子癇の予防法は?
これらの原因ははっきりわかっていない。しかし、要因としては一般的に、肥満、遺伝的なもの、高齢年齢、初産、多胎、ストレスなどがあげられる。
突然なってしまうこともある。しかし、食生活にきをつけて、適度な運動、休養をしっかりとり、ストレスをためないようにリラックスすることで、リスクは減る可能性がある。

重い腎臓病と妊娠時の高血圧状態との関係
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