口腔ケアとお産の密接な関係
先日行われた研究報告で、妊娠中に歯医者さんにかかり、口腔ケアをしていた妊婦さんでは、早産や低出生体重児出産のリスクが低くなるという発表がされました。
早産リスクが32%も低下!
これまでも、妊娠中のお口のケアについては多くの専門家やメディアが呼びかけてきました。調査では、ハーバード大歯学部のチームが過去の研究を口腔ケアと出産に関する関連づけから再分析しました。
報告によると、歯周病などが原因となる、化学物質の中には、お産が始まるきっかけになる作用をもつものがあることが分かったそうです。
そして、専門家の処置や指導を適切に受けた妊婦さんの早産リスクは、なんと32%もカットできるそうなのです。また、低出生体重の赤ちゃんが生まれる率も、6%ほど低くなりました。
妊娠中こそ気をつけたい!
つわりの時期は、口を開けるのも辛いという人もいますが、そんな特に気にかけたい、ケアに関しても指導を受けることが出来ます。特に歯周病、歯茎からの出血、歯石などが見られる人には、是非妊娠中の歯科受診をしてほしいとイギリス政府も呼びかけています。

Journal of Periodontology
http://www.joponline.org/doi/abs/10.1902/jop.2012.110636?Daily Mail ; Pregnant women who see the hygienist reduce their risk of a premature birth by a third
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2255388/