がんばり屋さんの女子はPMSに悩んでいる人が多い??
PMSの症状を訴えている女性では、30代半ば以上で、仕事など社会的な責任の大きい人や、パートナーとの関係がうまくいっていないことや、サポートが少ないと感じている人が多いそうです。
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過去に行われた47の研究を再分析した結果、PMSとしてネガティブな感情が現れるとした人は15%にとどまっていたために、PMSと気分の落ち込みやイライラには、実は関連性が低いのではないかとする報告が、2012年10月に寄せられました。
けれども、この報告は、PMSに悩む多くの女性たちの辛さを解消するものではありません。そこで、実際にPMSでネガティブな感情に悩まされている人たちに、なにか特徴的なことがあるのか、という視点でデータを分析したところ、上述のPMSを抱えやすい背景が浮かび上がったのです。
パートナーとの関係に注目したセラピーが有効かも
オーストラリアの専門家は、この中でも特にパートナーとの関係性に着目して、カップルを対象にしたセラピーを行うことが効果的ではないかと提案しています。
実際に、15人の同性愛者の女性と、彼女たちのパートナー10人を対象に、パートナーへの共感とPMS症状についてを調査したところ、パートナーとの関係性が良くなるとPMSの症状が和らぐという報告があるそうです。
普段からがんばっている女性は、辛いときには少し肩の力を抜いて、パートナーに寄りかかってみるのも良いのかもしれませんね。

The AGE ; Could PMS be more about relationship stress?
http://www.theage.com.au/national/health/University of Western Sydney ; Breaking women's silence on PMS
http://pubapps.uws.edu.au/news_archive/index.php?