本当にあくび?それとも?
眠たいとき、疲れたとき、飽きたとき、あくびが勝手にでてしまう。赤ちゃんもママのおなかの暗闇の中で退屈しているのかあくびをしている。
イギリスのダラム大学の研究者達は、ママのおなかの中の赤ちゃんが本当にあくびをしているのか、もし、あくびをしているとしたら、それはなぜなのか?を追求した。
調査は4D超音波装置をつかって検査され、15人の妊婦さんを対象に4回(24週目、28週目、32週目、36週目)にわたって行われた。4D超音波検査とは、3D(縦、横、奥行き)の画像に時間軸を取り入れたもので、赤ちゃんの動きを含めたリアルな画像をはっきりとみることができる。
研究者達は、検査で赤ちゃんが口を動かしている様子を見るために、1フレームごと念入りに分析。学者の中には、あくびではなくて単なる、口の開け閉めだと思う人もいる。
だが、 Nadja Reissland 博士は、ママの体内で赤ちゃんがあくびをしていることは明らかだと、主張。口の開け方が、ゆっくりで、最も大きく口を開けるまでの時間が長いことを指摘。
あくびの数は28週目の赤ちゃんから次第に減ったことにから、小さな赤ちゃんの方が、より多くあくびをすることが判明。もっと長く赤ちゃんを観察すれば、平均して、1時間に6回あくびをするだろうと、博士は計算する。
なぜあくびをするの?
赤ちゃんがあくびをする理由は、はっきりとは分からない、だが、それは疲れからきているものではないようだ。あごを動かすことによって、脳の発達を助けているのではと博士は推測する。
ゆったりとした、ママのおなかの中で赤ちゃんは気持ちよく眠っている。起きるのはいつかな?起きたら、今度はママが眠れなくなって、あくびするかも。

Development of Fetal Yawn Compared with Non-Yawn Mouth Openings from 24–36 Weeks Gestation
http://www.plosone.org/article/It's a tough life! Amazing picture shows baby yawning in the womb - and could reveal clues to how we develop
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2236402/