メディカルツーリズムとは
最近日本でも話題になっている「メディカルツーリズム」をご存知だろうか。これは、旅行会社と病院が提携をし、海外からの患者を自国に呼び込むというもの。
例えば日本は不妊治療技術は世界一といわれており、そういった高い水準の治療を求める患者と東日本大震災などの影響から利用客が激減している旅行会社。そして国内では年々医療にかけるお金が減少傾向にあり、そういった状況から経営難に陥っている病院。
三者の利害が見事に合致した形で、広がりを見せている。
調査結果によると
アメリカの大手調査会社イプソスが24カ国の計1万8,731人の成人を対象に行った意識調査によると、メディカルツーリズムに対する日本人の容認度は、世界中で見ても低水準であることが分かった。
具体的に見ていくと、メディカルツーリズムに対する容認度は、日本を除くすべての国で3分の1に達したという。
また、年代別で見ると、50-64歳の中高年層に比べ、35歳以下の若年層での容認度が高かった。
メディカルツーリズムを利用する医療行為として多いのは、「歯の治療」「美容整形」「外科手術」「不妊治療」などだ。
「治療のためだけに組まれた旅行プラン」と聞くと、確かに少し抵抗を感じるかも知れない。しかし、それを利用することで助かる人も確かにいるはずだ。
メディカルツーリズム、これから更に、日本社会に浸透していくといい。

インド新聞
http://indonews.jp/2012/11/post-6487.html