セレブカップルの選択
ワールドエンターテイメント「Girls Gone Wild」監督のジョー・フランシス(Joe Francis)とモデルのアビー・ウィルソン(Abbey Wilson)は自然妊娠により子供を授かることが可能であった。
しかしながら、遺伝子疾患のない双子の女の子が欲しかったため、「体外受精(IVF)」「着床前診断(PGD)」での妊娠を選択したと公に発表した。
「着床前診断(PGD)」に関して賛否両論あるが、ジョー・フランシス(Joe Francis)は「着床前診断(PGD)」を身体的に健康な子供を出産するための手段と考え、男女産み分けは産物と考えている。
(画像はReproductive Partners HPより)
着床前診断(PGD、PIGD)について
「着床前診断(PGD)」は、胚(受精卵)の染色体解析を通して胎児の遺伝子や染色体異常の有無を調査することが目的である。また、染色体調査により性別判断もでき、男女産み分けも可能となる。
ロサンゼルスの不妊治療医アーサー・L・ウィソット(Arthur L Wisot)は以下のように述べている。
「着床前診断(PGD)」による男女産み分けは、常識となりつつある。万人が男女産み分けを正しい事とは思わないだろうが、「性と生殖に関する自由(reproductive freedom)」の時代では人為的な産児調節も可能となる。」(Fertility AUTHORITYより引用)
不妊治療を躊躇う理由-胚(受精卵)に対する考え方
アーサー・L・ウィソット(Arthur L Wisot)は不妊治療を躊躇う理由として、胚(受精卵)に対する考え方を挙げている。
人工孵化器での生育期間中であっても胚(受精卵)は1つの命であり、いくつかの胚(受精卵)から1つを選び、受精卵移植をする過程に後ろめたさを感じるのではないかと推測する。しかしながら、医師達は胚(受精卵)が生命体となるのは子宮への移植後(受精卵移植)との認識である。
不妊治療を躊躇う理由-デザイナーベビー
他の理由としては、「デザイナーベビー(designer babies)」が挙げられる。「デザイナーベビー(designer babies)」とは、胚(受精卵)の遺伝子操作を行うことにより、遺伝子的疾患の回避をはじめ、親の望む外見などを持たせた子供の総称である。
アーサー・L・ウィソット(Arthur L Wisot)は「着床前診断(PGD)」では性別を選ぶ手段であり、その他の遺伝子的特徴は産物であると考えている。

Fertility AUTHORITY
http://www.fertilityauthority.com/産児調節
http://ja.wikipedia.org/wikiデザイナーベビー
http://ja.wikipedia.org/wiki/