潜在的に増加する「男性不妊患者」
世界保健機関(WHO)によると、不妊の原因の48パーセントは男性側にあるとされている。またWHOが行った国際調査によると、1998年から2011年の間で男性が通常保有すべき精子の最低基準値が約20パーセントも低下しており、原因は判然としないという。
このように男性の不妊が増加している現在にあっても、不妊治療というと、女性に原因があり、診察も女性だけが受けるものという習慣が残っているのが現実だ。
男性も不妊に対して「当事者意識」を
大阪市北区にある「リプロダクションクリニック大阪」の男性不妊専門医・石川智基医師は
男のプライドや、自分は大丈夫という根拠のない自信が治療を遅らせ、出産における女性のタイムリミットが近づいてしまう
(MSN産経ニュースより)
と指摘している。
同クリニックは、男性と女性の不妊を同時に診療できる生殖医療専門のクリニック。不妊治療を夫婦そろって行うのは海外では当たり前のことだが、日本では初めての試みだという。
全国でもめずらしい男性不妊専門の医師・胚培養士(エンブリオロジスト)などが常駐しており、夫婦で同時に不妊検査・治療を受けることが可能となっている。

リプロダクションクリニック大阪
http://www.reposaka.jp