習慣性流産
習慣性流産とは、普通、連続して3回以上流産を繰り返すことを言います。この場合、何かの原因があると考えられており研究が進んでいます。
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そこで2013年に「Journal of Maternal-Fetal and Neonatal Medicine」に発表されたイギリスの研究では、習慣性流産と心臓機能の関係を調べたそうです。
習慣性流産と血圧
34人の正常な出産を終えた女性と、26人の原因不明な習慣性流産の女性、そして14人の子癇を経験した女性または子宮内の胎児成長不良を経験した女性調査した結果、子癇や胎児成長不良を経験した女性では、心臓の機能のうちの血圧に関する値が悪かったそうです。
心臓の機能や、血液の状態には問題は見られなかったとのことです。また、習慣性流産はなかったものの、子癇や胎児成長不良を経験した女性は、家族に心疾患を持つ人がとても多く見られました。
結論として
子癇や胎児成長不良を経験した女性は、血圧が高い傾向にあり、将来心疾患につながる可能性もありえるが、原因不明の習慣性流産には心機能の異常は見られなかったと筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Cardiovascular function in women with recurrent miscarriage, pre-eclampsia and/or intrauterine growth restriction
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