ビスフェノールA
ビスフェノールAは化学物質の一つで、プラスチックの製品などに入っていると言われています。食品を包む容器から食べ物へ入ることがありますが、人体に影響を与える,環境ホルモンの可能性があるため近年注目を浴びています。
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そこで2013年に「Reproductive Toxicology」に発表されたアメリカの研究では、不妊治療を行っている女性に対してビスフェノールAの濃度を検査したそうです。
ビスフェノールAと卵巣機能の関係
尿中のビスフェノールA濃度を検査した結果、80%以上の女性からビスフェノールAは検出され、胞状卵胞数計測、つまり卵巣の予備能力は,ビスフェノールAが高いほど少ないかったそうです。
卵巣刺激ホルモンや、卵巣のボリューム、には明らかな関係は見られませんでした。
結論として
筆者らは、ビスフェノールAは、不妊に関係していると言われている、近年増えている卵子の減少や、出産の晩年化と関係しているのではないか、と結論づけています。
編集部 C-NZ

The association of bisphenol-A urinary concentrations with antral follicle counts and other measures of ovarian reserve in women undergoing infertility treatments
http://www.sciencedirect.com/