肥満と不妊
肥満は,排卵、生理不順、受胎率、不妊治療への反応などが悪くなってしまうと言われています。また、流産を増やしたり、周産期合併症を併発したりということにも関与しているそうです。
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肥満を減らすことは、生殖機能を向上させることにつながるとされており、不妊治療を始める前に肥満を治療することが必要だと言われています。
体重を減らすためには色々な方法がありますが、生活スタイルを調節することは大事なポイントになってきます。
体重と不妊の関係
2013年に「Journal of the College of Physicians and Surgeons Pakistan」に発表されたパキスタンの研究では、体重過剰(BMIが30以上)な不妊女性の体重の減少と自然な受胎、排卵誘導による受胎の関係を調べたそうです。
3年間パキスタンの不妊の女性98人を調査した結果、エクササイズと生活スタイルの変化のみで、平均でBMIは約9.6減少し、自然な受胎率は41.17%、流産率は16.66%だったそうです。
結論として
この結果は同じ条件の一般的な結果からすると大変高い受胎率と低い流産率であり、生活スタイルの変化は体重減少と自然妊娠、排卵誘発の好結果につながる可能性があると筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Infertility and Weight Reduction: Influence and Outcome
http://www.jcpsp.pk/