Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

精子選定に関与するタンパク質が判明する

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























精子選定に関与するタンパク質が判明する

このエントリーをはてなブックマークに追加
不妊治療の新たな展望
イェール医学大学院の研究チームは、「eLife」にて、マウスを用いた動物モデル実験を通じて、精子タンパク質「CATSPER1」が分子バーコード(RNA分子一つ一つを区別できるバーコード)として働き、精子選定に関与していると発表した。

女性の体内に入った精子のうち、子宮を経て卵管に進入できるものは少数である。さらに、卵管に入った精子のうち、卵管内の卵子まで到達して受精できる精子は一つのみ、他は卵管内に入れずに排除される。

今回、「CATSPER1」によって、卵管に進入した精子のうち、卵子まで到達する精子と排除する精子が決定されると認められた。これは、卵管への進入後の精子選定プロセスを解明するうえで重要となり、生殖補助医療の発展、新たな不妊治療法の開発につながると期待される。

精子選定
卵子と受精できる精子の必須条件
研究チームが、マウスを用いた動物モデル実験を行い、新たな分子イメージングを用いて雌マウスの精子選定プロセスを観察したところ、精子と卵子の受精において、精子タンパク質「CATSPER1」が無傷であることが必須条件であることが明らかになった。

「CatSper1」は、精子尾部を覆おう膜にカルシウムを流し込むチャネルを作るタンパク質4種のうちの1種である。チャネルは、精子運動および生存にとって不可欠となり、卵管内にて「CatSper1」が取り除かれた場合、精子は、決して卵子と受精することができず、死滅する。

なお、今回の研究には、研究チームが独自に開発したイメージングプラットフォームが用いられている。独自の新技術によって新しい展望が開かれ、今後、受精プロセス、受精卵の子宮着床過程を解明できるという。また、受精における精子の分子事象を視覚化および分析でき、新たな不妊治療法の開発に活かせると期待される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

eLife
https://elifesciences.org/


Amazon.co.jp : 精子選定 に関連する商品
  • 膿精子症は体外受精結果に否定的な影響は与えない(4月29日)
  • 妊娠糖尿病には栄養療法が効果的である(4月29日)
  • 多嚢胞性卵巣症候群は精神状態や腸内細菌叢に影響を及ぼす(4月23日)
  • トリガー日のエストラジオールは新鮮胚移植の結果に対して劇的な影響を与えることはない(4月23日)
  • 母親の糖尿病は子供の注意欠如多動症リスクに影響を与える(4月15日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ