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性感染症による尿道炎において、フローサイトメトリー検査は非侵襲的かつ迅速な検査である

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性感染症による尿道炎において、フローサイトメトリー検査は非侵襲的かつ迅速な検査である

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性感染症と尿道炎
タルトゥ大学(エストニア)の研究チームは、「PLOS ONE」にて、尿道炎の男性に対して、フローサイトメトリー検査(微細な粒子を分散させた流体を細く流し、個々の粒子を光学的に分析する測定手法)を行った場合、クラミジア起因の尿道炎が最も多く、淋病は最も強い炎症反応を示したと発表した。

尿道炎は尿道の炎症であり、主に性行為によって起こり、性感染症に含まれる。クラミジア、淋病、トリコモナス症といった性感染症に感染した場合、男性では、感染によって尿道炎が生じやすい。尿道炎は治療をしないと精巣上体炎まで進行し、男性不妊の要因にも成り得る。

尿道炎
男性の尿道炎におけるフローサイトメトリー検査
性感染症の診断においては、複数の診断方法が適用されているが、近年、尿検査にて、新しい技術「フローサイトメトリー」が導入された。他の診断方法と比べ、フローサイトメトリーは、非侵襲的かつ迅速な検査となり、費用対効果が高い。

研究チームは、最適なカットオフ値(分割点・病態識別値:特定の疾患に罹患した、罹患するリスクがあることを分ける値)の割り出しを目的として、ハイリスク性行為、不妊診断、予防的健康管理のためにタルトゥ大学病院を受診した男性患者を対象にフローサイトメトリー検査を行った。

被験者のうち306人(18~50歳)は感染性尿道炎であり、起因はクラミジア(64.1%)、淋病(7.8%)、マイコプラズマ感染症(20.9%)、トリコモナス症(1.6%)であった。感染性尿道炎の男性が感染後、最初に排尿した尿に対してフローサイトメトリー検査を行ったところ、炎症反応が最も強い性感染症は淋病であり、尿内に検出された細菌数が最多であった。

研究チームは、性感染症の診断において、フローサイトメトリー検査は迅速かつ客観的なスクリーニング検査であると考え、今後、更なる検証の必要性を強調する。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

UNIVERSITAS TARTUENSIS
https://www.ut.ee/
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