過剰体重・肥満と精液の質
ロビラ・イ・ビルジリ大学(スペイン)の研究チームは、過剰体重・肥満は精液の質の低さに関連すると発表した。
つまり、過剰体重・肥満は、精液の質を低下させる要因に成り得る。生殖能力に対する有害な影響を回避するには、若い年齢のうちに過剰体重・肥満を予防する必要があると結論付けられる。
体型が生殖能力に与える影響
今回、同大学は、肥満・栄養の生理病理学に関する生体医学研究センター(CIBERobn)、ユタ大学(アメリカ)、ジュンディーシャープール大学(イラン・アフワズ)、コルドバ国立大学(アルゼンチン)の協力を得て、肥満と精子の質における関係性に関する文献を対象にシステマティックレビューおよびメタアナリシス(メタ分析)を実施した。
定性分析(質的データに基づく分析)、定量分析(数値データに基づく分析)28文献を含む60文献を分析したところ、過剰体重・肥満は精液検査のパラメータ(精液量、精子数、精子濃度、精子運動率、正常形態率)となり、精液の質が低いことを示すと確認された。
また、過剰体重・肥満と同様に、標準以下の体重も精液の質を低下させる要因になると報告された。
(画像はプレスリリースより)

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