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胎盤にあるタンパク質の不均衡より妊娠高血圧腎症を予測できる

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胎盤にあるタンパク質の不均衡より妊娠高血圧腎症を予測できる

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妊娠高血圧腎症のバイオマーカー
11月9日、シーダーズ・サイナイ病院(アメリカ)は、プレスリリースを通じて、胎盤にある特定のタンパク質2種類の不均衡より、妊娠高血圧腎症(子癇前症)を予測できると発表した。

この特定の不均衡をバイオマーカーとして、重篤な症状を伴う妊娠高血圧腎症を発症する女性を特定できたと報告された。なお、研究論文は「NEJM Evidence」に掲載されている。

妊娠高血圧腎症
タンパク質と重篤な症状を伴う妊娠高血圧腎症を発症するリスク
妊娠高血圧腎症では、妊娠に伴って高血圧性疾患を発症する。症状が重篤化すると重症高血圧、臓器不全、失明、脳卒中を引き起こすこともあり、母子の命をも脅かす。

今回、研究チームは、アメリカ全土18医療機関にて、妊娠高血圧を理由に入院した妊婦1014人を対象に、重篤な症状を伴う妊娠高血圧腎症を発症するリスクに関する大規模調査を実施した。

重篤な妊娠高血圧腎症患者の血液検査から胎盤の血管発達の関与する特定タンパク質において不均衡が確認され、重篤な症状を伴う妊娠高血圧腎症の発症リスクを定量化できた。

このタンパク質は2種類あり、血管内皮増殖因(VEGF)受容体1の変異体「可溶性fms様チロシンキナーゼ1(sFlt-1)」ならびに「胎盤増殖因子(PIGF)」が含まれる。

sFlt-1とPIGFの比率が40を上回る場合、血液検査2週間以内に重篤な症状を伴う妊娠高血圧腎症の発症リスク、異常な妊娠転帰ならびに早産リスクが高まった。一方、比率が40を下回る場合、血液検査2週間以内に重篤な症状を伴う妊娠高血圧腎症に進行するリスクは5%未満であったという。

検査精度は、あらゆる標準治療マーカーより顕著に高く、重篤な症状を伴う妊娠高血圧腎症の発症有無を90%以上の精度で予測できたという。一方、従来のマーカーにおいて、検査精度は75%以上であるといわれる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Cedars Sinai
https://www.cedars-sinai.org/


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