ワクチン接種と早産は関連なし
1月4日、イェール大学(アメリカ)の研究チームは、同大学プレスリリースを通じて、妊娠中の新型コロナワクチン接種と早産、在胎不当過小(SGA)において関連性はないと発表した。
つまり、妊娠中の新型コロナワクチン接種により、早産(妊娠37週未満の出産)および在胎不当過小(在胎期間に比べて小さく誕生した状態)リスクが増加することはないという。
なお、研究結果は、1月4日、アメリカ疾病予防管理センターより報告された。
妊娠中の新型コロナワクチン接種の安全性
今回、研究チームが、妊婦10064人(16~49歳)を含む対象に、妊娠中の新型コロナワクチン接種の安全性を調査したところ、妊娠中のワクチン接種は、妊娠中のワクチン未接種と比べて早産リスクおよび在胎不当過小リスクが増加することはなかった。
あわせて、妊娠期間(妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期)における新型コロナワクチンの接種タイミングおよび摂取回数と早産、在胎不当過小との関連性も認められなかった。
被験者のうち約22%は、妊娠中に少なくとも1回は新型コロナワクチンを接種し、大部分(98.3%)が妊娠中期および妊娠後期にワクチン接種を受けている。また、96%がファイザー・ビオンテック製あるいはモデルナ製のmRNAワクチンであった。
(画像はプレスリリースより)

YALE UNIVRTSITY
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