非閉塞性無精子症と顕微授精
9月28日、トルコの研究チームは、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、非閉塞性無精子症(NOA)における顕微授精(ICSI)では、新鮮精子の使用が好ましいと示した。
今回、非閉塞性無精子症の場合、新鮮精子による顕微授精は、凍結融解精子による顕微授精と比べて受精率ならびに出生率が改善すると報告された。
非閉塞性無精子症の顕微授精では、新鮮精子の使用を優先すべきであるが、凍結保存精子も依然として有効な選択肢であるといえる。
新鮮精子ならびに凍結融解精子による顕微授精への影響
非閉塞性無精子症における顕微授精では、新鮮精子あるいは凍結融解精子を巡り論議が続いている。
そこで今回、研究チームは、論文アーカイブ「PubMed Central」、文献データベース「Web of Science」「Scopus」を用いて顕微授精を受ける非閉塞性無精子症の男性を対象にシステマティック・レビューとメタ解析を行い、新鮮精子ならびに凍結融解精子による顕微授精への影響について検証した。
受精率、胚の分割率、良好胚率、着床率、臨床妊娠率、出生率を比較したところ、新鮮精子を用いた顕微授精は、凍結融解精子を用いた顕微授精より受精率、出生率が有意に高くなった。一方、胚の分割率、良好胚率、着床率、臨床妊娠率において有意差は認められなかった。
(画像はJournal of Assisted Reproduction and Geneticsより)

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