都民の提案にもとづいてスタート
東京都が2018年度新規事業として「働く人のチャイルドプランサポート事業」を開始することを公式ホームページ上で2018年6月1日に発表した。
「働く人のチャイルドプランサポート事業」は、不妊治療と仕事を両立できる職場づくりを進めるため企業の取り組みを後押しする事業。企業向けの研修と両立支援奨励金(最大40万円)が実施される。
研修は都内企業の経営者や人事労務担当者などが対象。不妊治療に関する基礎的な知識や人事労務上のポイントなど、従業員が働きながら治療をするための知識を習得できる。
両立支援奨励金は企業向け研修の受講、社内相談体制の整備、休業・休暇制度の整備、社内説明会をすべて実施した企業に1社あたり30万円を支給。さらにテレワーク制度を整備する10万円が加算される。
都民向けの無料セミナーも開催
東京都では「働く人のチャイルドプランサポート事業」開始にあたり、都民を対象とした「不妊治療と仕事の両立セミナー」を2018年6月30日(土曜日)14時に開催する。
セミナーは「NPO法人Fine」の松本亜樹子理事長による基調講演「産みたい&働きたい社会を実現するために」とパネルディスカッションの2部構成。
パネルディスカッションでは松本理事長がファシリテーターを担当し、働きながらの不妊治療を経験した人たちと仕事と不妊治療の両立に取り組でいる企業代表が登壇。
不妊治療と仕事の両立に取り組んでいる人や先進的な取り組みを行っている企業の実例を通して、不妊退職を防止するための意見交換や効果的な具体策の検討が行われる。
(画像はPAKUTASOより)

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