日本でははじめての検査方法
千葉県千葉市に本社をおく株式会社ゲノムクリニックが、「MitoCheck(ミトチェック)」の提供を開始した。
胚から培養液へとさまざまなDNAやRNAが放出されていることが明らかとなっているが、その中でも細胞のエネルギー産生を担う「ミトコンドリア」が持つDNA(MtDNA)の濃度が高い胚は有意に着床率が高いことがわかっている。
体外受精胚から培養液へと放出されるミトコンドリアDNAの濃度を評価することで、着床率の指標を提供する検査が、今回サービスを開始した「MitoCheck(ミトチェック)」だ。
「MitoCheck(ミトチェック)」の所要日数は約10日間。胚培養後に凍結保存して提出された培養液の中から核酸を抽出し、Realtime PCR法に基づく特異的検出法によりMtDNA濃度を評価する。
同一の培養条件下で得られた胚においては他の評価法にこの手法を加えることで、着床率の上昇が期待できる。
知ることで、救える命を増やす
「MitoCheck(ミトチェック)」を運営している株式会社ゲノムクリニックは2018年4月24日に設立。
「知ることで、救える命を増やす」をビジョンに、これから到来する「より多くの人がゲノム情報を健康に活かす時代」を見すえて、ゲノム解析の医療実装化を目指し、ゲノム解析を活用したがんの早期発見・介入に関する研究も手がけている。
(画像は株式会社ゲノムクリニック公式ホームページより)
(画像は株式会社ゲノムクリニックのプレスリリースより)

株式会社ゲノムクリニックのプレスリリース/PR TIMES
https://prtimes.jp株式会社ゲノムクリニック公式ホームページ
https://genome-clinic.co.jp