不妊治療をしながら働く人への理解のために
厚生労働省が企業向けのリーフレット「仕事と不妊治療の両立支援のために」を制作。公式ホームページで公開している。
「仕事と不妊治療の両立支援のために」は全8ページのリーフレット。出生児の20人に1人が何らかの生殖補助医療によって誕生しており、16パーセントの人が仕事と不妊治療との両立ができないという理由で離職しているという調査結果の紹介にはじまり、職場で不妊治療への理解を深めるための情報を紹介している。
「プライバシーへの配慮について」といった職場における不妊治療者への配慮をする際のポイントのほか、仕事と不妊治療との両立に関するアンケート(企業・労働者)の結果や不妊治療を目的とした休職・休暇制度、費用の助成制度などについても解説している。
「不妊治療連絡カード」も公開中
厚生労働省公式ホームページではリーフレットのほかに「不妊治療連絡カード」のダウンロードも可能。
「不妊治療連絡カード」は不妊治療を受けている人や今後治療を予定している人が企業に不妊治療中であることを伝えたり、支援制度などを利用するときに使用することを目的として作成されたもので、裏面には不妊治療の現状や不妊治療のスケジュール(目安)などが記載されている。
(画像は厚生労働省公式ホームページより)

厚生労働省公式ホームページ
http://www.mhlw.go.jp