テクノミュージックと体外受精
テクノミュージックの反復するドラムやベースパターンによる振動音は、試験管内にて受精卵着床後の子宮に似た環境を疑似的に作り出し、胚(受精卵)の成長を促す効果がある。
体外受精と音楽の効果
ロシア・モスクワのIVFクリニック「Altravita IVF clinic」では、受精卵や良好胚の数を増やす目的で、試験管にて培養中の胚に対してテクノミュージックを80デシベルで24時間聞かせ続けた。
研究チームは、テクノミュージックを聞かせた場合、受精卵から初期胚、初期胚から胚盤胞(受精後5~6日目、胚移植に適した胚)へ成長する傾向は強くなったと報告している。
専門家らの意見
オックスフォード大学のダガン・ウェルズ(Dagan Wells)准教授によると、音楽の振動が培養液をかき混ぜ、胚(受精卵)を浸すことで、受精卵着床後の子宮内環境が試験管内にて疑似的に作り出されたという。
准教授は、「The Times」に対して、音楽の振動により、胚(受精卵)が排出した有害とされる化学物質は希釈され、成長に重要となる栄養素の濃度が高まると説明している。
また、2013年、スペイン人の科学者は、マドンナ、ヘビーメタルバンドのメタリカ(Metallica and Bach)などの音楽が、受精卵の成長を促す効果があると発見した。
(画像はPixabayより)

netdoctor
http://www.netdoctor.co.uk/The Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/THE MEMO
http://www.thememo.com/