不妊と卵子の質
妊娠しにくい女性のうち2人1人が、卵子の質が要因であると言われている。
メトロポリス・ヘルスケア・ムンバイ(印)の不妊治療の専門家らが、20歳から50歳までの不妊に悩む女性約3万人を対象に、AMH検査(卵巣予備機能検査)を実施したところ、半数以上は卵子の質が低下していたと判明した。
特に、30歳から35歳までの女性のうち54%以上、また、26歳から30歳までの女性のうち38%以上は、AMH量が低い、あるいは極端に低い値であったという。
ただし、専門家らは、加齢とともに卵子の質は低下する傾向にあるため、AMH量と卵子の質には直接的な相関関係は確認されないと付け加えている。
AMH値が低いといって必ずしも卵子の質が低下しているとは言えず、そのため、AMI基準値の範囲や低値を定めることは難しいという。
AMH検査
AMH(アンチミュラーリアンホルモン/抗ミュラー管ホルモン)は、卵胞の発育過程で分泌されるホルモンである。AMH検査は不妊診断を行い、不妊の要因を突き止めるうえで重要な方法であり、血中のAHM量により卵巣年齢や卵巣予備機能を評価するという。
これまで使用されてきたFSH検査(卵巣刺激ホルモン検査)は月経周期に影響を受ける一方で、AMH検査は月経周期に影響を受けない。また、従来の検査と比べ、より正確に巣予備機能を評価できると言われている。
また、AMH値は卵巣機能が低下すると、上昇傾向にあると分かっている。不妊治療の専門家は、AMH量が低下する要因としてライフスタイル、晩婚化、環境汚染などが挙げられると述べている。
(画像はプレスリリースより)

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