自分の体験を他の方々に役立てて欲しい
ドキュメンタリー映画作家の茂木薫さんが、自らの不妊体験を映像に収めた映画「幸せのカタチ」の上映を埼玉県蕨市で行うことが分かりました。
この「幸せのカタチ」は、不妊当事者である茂木薫さんの体験を映像に収めたもの。つらい体験だからこそ、誰かの役に立ちたいと思い、麻酔から覚めてすぐ、ご主人にカメラを回すよう頼んだそうです。その思いが「幸せのカタチ」となりました。
この映画を観ると、「幸せは人それぞれ。自分の幸せのカタチは何だろう?」と、あらためて考えさせられるのではないでしょうか。
人生をどう生きて、どんな幸せを選んでいくのか
この映画は、茂木薫さんが不妊治療の末、ようやく授かった赤ちゃんを、子宮外妊娠のため亡くしてしまうというシーンから始まります。
映画には、長年の不妊治療の末に夫婦2人の生活を選んだ人、
不妊当事者のためのNPOを立ち上げて1人でも多くの笑顔を増やそうとしている人、養子を迎えた人、小児がんの治療の影響で将来不妊になると宣告された親子の姿が映し出されていますが、様々な幸せを探し、輝く姿がまぶしく見えます。
ブログでは、
震災により不妊治療を断念せざるを得ない人もいるかもしれない。
こんな時に、と考え、不妊治療を続ける自分を責める人も沢山いる。
そして、普段から内に秘めて苦しみがちな不妊の悩みを、今の状況では更に胸の奥深くにしまい口に出せず思い悩んでしまう人が沢山いるのではないか。
今だからこそ、作らなくてはと思いました。
不妊のことや、様々な生き方を知ってほしいと思いました。
人それぞれの幸せの形を、未来のために今自分にできることを、製作をしながら考えていけたらと思います。
と、メッセージを綴る茂木薫さん。この「幸せのカタチ」を撮影後に、不妊治療を再開し、昨年無事出産をしたそうです。
くるる蕨「幸せのカタチ」上映会
【上映作品】
幸せのカタチ
【日時】
2012年4月29日(日)18:30開始
【場所】
蕨市立文化ホールくるる
(JR京浜東北線 蕨駅西口徒歩3分)
〒335-0004 埼玉県蕨市中央1-23-8
【入場料】
大人1000円
高校生800円
【主催】
カルチャーショックわらび 幸せのカタチを上映する会

茂木薫さんブログ
http://hma.de-blog.jp/motegikaoru/文化放送の「くにまるジャパン」アクティビスト・ジャパン
不妊と向き合う女性たちを映画に 映像作家・茂木薫さん
http://www.joqr.co.jp/japan/2012/03/post-900.html蕨市立文化ホールくるる
http://warabi-fmpc.or.jp/kururu/