高度生殖補助医療
高度生殖補助医療とは、体外受精や胚移植など、体の外で卵子や精子や受精卵を使う治療法のことを言います。
(画像はイメージです)
高度生殖補助医療は原因不明の不妊や、そのままでは妊娠が不可能な場合においても妊娠が可能になるため大変ありがたいものですが、欠点もあります。
例えば自然妊娠と比べると流産率が高いと言われています。
先天異常の発生率は特に変わらないと言われていましたが、2014年に「Georgian Medical News」に発表されたロシアの研究では、高度生殖補助医療と妊娠合併症や先天性異常との関係を調べたそうです。
1331組のカップルに対しての調査の結果、妊娠合併症やその他の異常は、高度生殖補助医療よりも不妊の原因の方に関係していたとのことです。
一番妊娠合併症が多かったのは、内分泌異常の診断がある女性でした。
先天性の奇形は高度生殖補助医療の後に生まれた子供で3.6%、自然妊娠で1,8%でした。
結論として
奇形に関しては、体外受精で出来た単胎の男の子にはリスクが多かったと筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Interconnection between assisted reproductive technologies, pregnancy complications and risk of birth defects
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/