日本女性の4人に1人が自己抗体をもっている
2009年に芸能人が闘病中であることを公表したことで認知がひろまった「バセドウ病」。「甲状腺機能亢進症」のひとつであり、女性に多い病気であるが、「マイナビウーマン」の報道によると妊活中の女性は特に注意するべき病気だという。
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免疫は本来身体を守るものであるが、甲状腺疾患になるとこの免疫が身体の細胞や組織を「異物」であると捉えて「自己抗体」をつくり攻撃してしまい様々な身体の異常を引き起こす。
甲状腺疾患をもったままで妊娠すると、免疫が身体の細胞だけでなくお腹の中の胎児も異物とみなしてしまうために流産しやすくなるのだ。また甲状腺疾患は生理不順や排卵の異常も引き起こすため妊娠もしにくくなってしまう。
心当たりがあればまずは検査を
甲状腺機能亢進症の特徴は「食欲があるのに体重が減少」「手の震え」「動悸・不整脈」「眼球が飛び出る」などの症状があれば、甲状腺機能低下症は「食欲がないのに体重が増加」「便秘がち」「脱毛症状」「寒がり」などの特徴がある。甲状腺の病気に特定の予防方法はないため、早期発見と治療が重要である。
東京都世田谷区の「ちえ内科クリニック」の酒井院長は甲状腺疾患を得意分野とし、また「女性内科」を設けて漢方薬などの治療も行なっている。また、福岡県福岡市の「二田哲博クリニック 天神」では、不妊治療の専門医療機関と連携した甲状腺機能の厳格なコントロール治療を行なっている。

ちえ内科クリニック
http://www.chienaika.jp二田哲博クリニック 天神
http://tenjin.futata-cl.jp/