100％産み分け可能！？日本人に人気、タイの不妊クリニック妊活・卵活ニュース

100％産み分け可能！？日本人に人気、タイの不妊クリニック

　2012年11月13日 13:00　

フジテレビ「とくダネ！」での特集

フジテレビ、朝の情報番組「とくダネ！」において、今「命の選別」という内容の特集が組まれ、放送されている。

2012年11月12日に放送されたのは、「男女の産み分け」についてだった。VTRでは、タイの不妊クリニックが登場。院長は、ほぼ100％産み分けが可能だと語った。

その方法は、体外受精を行い、受精卵の細胞を取り出し、着床前診断を行うというもの。染色体の異常を調べるため、障害の有無と同時に性別が判別できるのだ。

ある夫婦の受精卵複数個調べた時、「障害のない女の子」「障害のない男の子」「障害のある女の子」「障害のある男の子」という具合に分けられる。そして、最も夫婦の理想に近い受精卵を子宮に戻し、着床させるのだ。

産み分けは命の選別？

日本では、倫理上の問題もあり、性別により受精卵を“選ぶ”という行為は許されていない。番組に登場したクリニックの院長の話では、週に１～２組の日本人夫婦が来るという。

産み分けを行ったある女性は、インタビューで「女の子が2人続いたから次は絶対に男の子が良かった」「知り合いの中には男の子が続いたから女の子が欲しくて、2回中絶をした人もいる」と話し、性別の問題の根深さが浮き彫りになった。

番組では、産み分けにかかる費用が日本円で約125万円と紹介されており、未婚女性や初産の場合は受け付けをしていないということだった。

着床前診断が「命の選別」に繋がることが問題とされている中で出てきた「産み分け」の問題。だが、「女の子が欲しい！」「男の子が欲しい！」と強く願う人がいるのもまた事実。

科学の進歩と倫理観。議論は尽きない。