Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

子宮内膜症はフソバクテリウム細菌感染によって引き起こる

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























子宮内膜症はフソバクテリウム細菌感染によって引き起こる

このエントリーをはてなブックマークに追加
子宮内膜症のメカニズムが解明
6月15日、名古屋大学の研究チームは、プレスリリースにて、フソバクテリウム細菌感染によって子宮内膜症が誘発されると発表した。あわせて、フソバクテリウムに対する抗生剤治療は、子宮内膜症病変の形成を抑制する効果があると報告された。

なお、研究論文は「Science Translational Medicine」(6月14日)に掲載されている。

子宮内膜症
子宮内膜症とフソバクテリウム感染における関係性
これまで、 逆行性月経が子宮内膜症を引き起こす原因であると考えられてきた。月経血が体外に排出されず、卵管を通って腹腔内へ逆流することによって子宮内膜組織片が腹腔内に散らばり、腹膜、卵管、卵巣などに子宮内膜組織が接着し、そこで増殖して病変を作るという。

しかしながら、一方で逆行性月経を経験する全ての女性が子宮内膜症を発症するわけではない。そこで、まず、子宮内膜症患者と対象患者を対象にコホート研究を実施したところ、子宮内膜症患者のうち64%は子宮内膜においてフソバクテリウムが検知された。

フソバクテリウムは口腔内常在菌で歯周病の原因菌といわれるが、フソバクテリウム感染によって子宮内膜では「トランスジェリン(TAGLN:子宮内膜症患者の子宮内膜に存在する線維芽細胞)」の発現が上昇することが判明した。

次に、子宮内膜症モデルマウスを作製して子宮内膜症とフソバクテリウム感染における関係性を検証したところ、フソバクテリウムに感染したマウスの子宮には、より重い病変が多く存在することが確認された。

また、フソバクテリウム細菌感染の治療として抗生物質を投与されたマウスでは、病変の形成において改善が認められたという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NU Research Information
https://www.nagoya-u.ac.jp/

NU Research Information|名古屋大学 研究成果発信サイト
https://www.nagoya-u.ac.jp/

Science Translational Medicine
https://www.science.org/doi/10.1126/scitranslmed.add1531


Amazon.co.jp : 子宮内膜症 に関連する商品
  • 体外受精サイクル二回目は一回目より妊娠・出産可能性は高まる(5月19日)
  • 体外受精サイクルにおいてレスキューICSIは効果があるのだろうか?(5月15日)
  • 新たなスクリーニングモデルによって子癇前症の予測精度が高まる(5月13日)
  • 父親の腸内細菌叢が子供の健康に影響を与える(5月8日)
  • 特定の染色体変異が流産に関与する(5月6日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ