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排卵には脳のエストロゲンが必要不可欠である

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排卵には脳のエストロゲンが必要不可欠である

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脳のエストロゲンと排卵
ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームは、「Proceedings of the National Academy of Science」にて、動物モデル実験より、脳にて分泌されるエストロゲンが排卵に必要不可欠であると発表した。

エストロゲンは排卵時に分泌されるが、エイ・テラサワ(Ei Terasawa)教授は、脳の視床下部からも分泌されることが判明したと説明する。脳の視床下部が脳下垂体に刺激を与えてエストロゲンを分泌させることにより、排卵周期や月経周期を制御するという。

エストロゲン
脳の排卵・月経周期に与える影響
研究チームは、卵巣を取り除いたアカゲザルを用いて、脳によるエストロゲン分泌と排卵・月経周期の関連性について調査を行った。

アカゲザルの皮下にエストレジオール(エストロゲンの一種)を放出するカプセル剤を埋め込み、疑似的に排卵状態を作り出した。合わせて、酵素、アロマターゼなどにより、アカゲザル体内でのエストロゲン生成を阻止した。

動物モデル実験を通して、卵巣によるエストロゲンの分泌なしで、黄体形成ホルモン量の急激な上昇が認められた。脳の作用にて、視床下部ホルモン、性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)、キスペプチンが放出され、黄体形成ホルモンの分泌量を増加させた。

しかしながら、黄体形成ホルモン量は70%程度であり、排卵が起こる分泌量には達していなかったという。

脳によるエストロゲン分泌
テラサワ教授は、排卵に脳のエストロゲンが必要不可欠であると述べている。脳がホルモンを分泌することにより、卵巣におけるエストロゲンの分泌量が上昇して排卵が開始される。

脳によるホルモン分泌を阻止した場合、一時的に卵巣のエストロゲン量は増加するが、即座に分泌量は低下したと報告されている。

(画像はPixabayより)


外部リンク

UNIVERSITY of WISCONSIN-MADISON
https://news.wisc.edu/
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