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大気汚染は妊娠に悪影響を与える

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大気汚染は妊娠に悪影響を与える

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大気汚染の影響
ニューヨーク大学医学部は、「Environmental Health Perspectives」にて、大気汚染物質PM2.5が、妊娠初期における早産、低体重児の要因に成り得ると発表した。

妊娠初期・中期の女性が大気汚染にさらされることにより、早産、低体重児のリスクが高まるという。

大気汚染
PM2.5とは
PM2.5は、車の排気ガス、火力発電、工場・産業廃棄物に含まれている。目に見えない微小粒子物質であり、空気とともに鼻や口から吸入される。

これまで、PM2.5は、喘息や心臓疾患の原因になることは判明している。

マウスによる動物モデル実験
研究チームは、妊娠初期・中期・後期のマウスを疑似大気汚染物質さらし、胎児への健康影響を調査した。実験に伴い、直径1万分の1以下である粒子の人工的に生成し、PM2.5を疑似した。

妊娠初期・中期のマウスが0.5日から5.5日間の期間にて大気汚染物質にさらされた場合、早産率は83%であった。また、0.5日から5.5日、6.5日から14.5日、14.5日から16.5日の期間にて大気汚染物質にさらされた場合、マウス1匹につき半数の胎児が低体重児となり、胎児の体重は標準より11.4%減少した。

ヒトの妊娠初期・中期に相当する時期に大気汚染物質PM2.5にさらされたマウスは、妊娠後期にさらされた場合と比べ、早産、低体重児のリスクが増加した。また、母体のホルモン値が異常となり、胎盤重量は軽く、胎児の体長や肛門性器間距離は短くなったことが認められた。

大気汚染の危険性
動物モデル実験の結果を受けて、論文の主著者であるジェイソン・ブルム(Jason Blum)教授は、妊娠初期・中期は大気汚染物質の健康影響を大きく受けると述べている。

妊娠初期・中期における大気汚染物質PM2.5の吸入は、胎児の発達に悪影響を及ぼし、視覚・聴覚・学習障害を引き起こす要因に成り得る。また、PM2.5の吸引により、死産のリスクも高まる。

ブルム教授は、妊娠初期・中期の女性に対して、大気汚染への注意を促している。

(画像はPixabayより)


外部リンク

NYU Langone Health
http://nyulangone.org/


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