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精子尾におけるメカニズムが解明される

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精子尾におけるメカニズムが解明される

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精子尾の動き
ヨーク大学の研究チームは、精子尾が左右に振る動きより駆動力を作り出し、加えて、精子頭部からの遺伝情報を受けて前進・直進することが可能になると解明した。

精子尾
精子尾と独特の動き
あらゆる生物において、精子鞭毛に似た内部構造は存在する。精子は、頭部、中部、尾部から構成される。頭部には染色体を含む核があり、遺伝情報をもつ。中部では栄養を生成し、尾部により推進力を生み出す。精子尾や鞭毛を構成する連続した長い繊維が、尾の屈曲運動を可能にすると考えられてきた。

一方、同大学の数理生物学者であるエルメス・ガデーリャ(Hermes Gadêlha)博士は、精子尾の屈曲運動を計算することにより数理モデル(数理模型)を構築し、屈曲運動に必要な要因について仮説を立てた。鞭毛運動だけでは、精子尾の独特な動きは不可能であるという。

独特な動きのメカニズム
仮説より、精子尾は、鞭毛運動に加えて頭部から遺伝情報を受け、屈曲・振動を繰り返し、遊泳に必要な推進力を生み出すと推測された。ガデーリャ博士は、鞭毛運動と頭部からの遺伝情報が精子尾における独特な動きを可能にすると主張する。

精子尾は分子モーターであり、細胞内のエネルギーを機械的な動きに変換する働きを担うという。精子尾は、円柱状に配列された構造における繊維間にて滑り運動を創出し、前進後退運動を回転運動へと変換するピストンに似ている。

精子尾の構造は解明されていない。特定の生物力学的情報の伝達を目的とした構造、自己組織化(内部構造を自律的に再編成する)を目的とした構造など考えられる。今後、研究チームは、精子尾の構造について分析する必要性を述べている。

(画像はPixabayより)


外部リンク

UNIVERSITY of York
https://www.york.ac.uk/


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