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遺伝子が胚移植に悪影響を及ぼす

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遺伝子が胚移植に悪影響を及ぼす

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胚移植における遺伝子による影響
ワシントン大学医学部の研究チームは、「Nature Communications」にて、フォリクリン遺伝子(FLCN遺伝子)の突然変異が胚移植に悪影響を及ぼすと発表した。

フォリクリン遺伝子の欠陥により、不妊症、癌、細胞の発達異常が生じるという。

胚盤胞
胚移植に関わる遺伝子は未解明
受精卵(胚)の子宮内膜への着床失敗は、主な不妊要因とされる。多くの場合、女性本人が妊娠を自覚する前に、胚の成長が途中で止まる。

受精卵の子宮内膜への着床成功、妊娠成立にあたり、胚盤胞細胞(子宮内膜に着床できる状態まで成長した受精卵)の変化は非常に重要である。

しかしながら、同大学のハンネレ・ルオホラ・ベーカー(Hannele Ruohola-Baker)教授は、胚移植に伴い、細胞を制御する遺伝子について明らかになっていないと指摘する。

胚盤胞細胞と子宮着床
研究チームは、ゲノム編集によりCRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)を作製し、着床前・後を含めた胚の発達を観察したところ、胚が着床前の状態から次段階へ移行するには、多くの遺伝子が発現することが重要であり、フォリクリン遺伝子の密度が遺伝子の発現を制御することが判明した。

フォリクリン遺伝子が欠如している場合、胚盤胞は多能性状態のままであり、子宮内膜へ着床できる状態へ変化できなかった。また、フォリクリン遺伝子の突然変異は、胚の成長を妨げるという。

研究チームは、今回の研究を通して、胚盤胞細胞には子宮内膜へ着床できる状態へ移行する能力はなく、フォリクリン遺伝子が次段階への成長を制御し、子宮着床を可能にすると結論付けている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

UM Medicine
https://newsroom.uw.edu/

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